そして──。
「アリスー!何で此処にいるんだい?あぁー、ホントに可愛いなー、愛娘よー!」
男の人はアリスさんの顔を両手で包むなり、頬擦りを始めた。
え、愛娘?
ってことはこの人ってアリスさんのお父さん?
……似てないな。
「ウザイ、離れて。お父さん」
アリスさんは男の人を突き放すと、風間さんの影に隠れた。
でも、男の人はターゲットをアリスさんではなく、風間さんへと変え──。
「朱鷺じゃないかー!元気にしていたか、我が息子よー!」
と頬擦りを始めた。
「息子じゃない。離れろ、変態」
「私が作ったんだからお前は私の息子同然だ。変態、それは私にとって誉め言葉だ!」
がははと豪快に笑う男の人に、アリスさん達はうんざりしている。



