「でもね、あの子達は生きてる。少しでも認めてもらえるように必死に生きてるんだよ」
研究員達の元へ戻っていた子供達を見ると、子供達は研究員達に頭を撫でられて笑顔を見せている。
普通の子供と変わらないのに、作られたというだけで自由を奪われてしまった子供達。
でも、あの子達は自分の存在を認めてもらうために必死に生きてる。
代わって、俺はこれまで殺人鬼の血を引くのに知らされることなく自由にされて、何不自由なく暮らしていた。
それなのに、知った途端に生きるのを諦めようとした。
こんなに恵まれているとは言えない環境でも生きているあの子達に比べたら、俺は恵まれていたというのに。
俺は何て贅沢な悩みを抱えていたんだよ……。
ようやく自分の愚かさに気付いた俺は風間さんとアリスさんの方を見た。



