ドアが開くと、そこには研究員が数人と子供達が三人いた。
この子供達は……?
「……無事に≪生まれて来れた≫子達だよ」
「え?」
「試験管にどれだけDNA込みの受精卵を作ったって、全部が全部成功する訳じゃない。大半が失敗して、破棄。毎日試験管に受精卵を作ってもこれしか生まれてこれないんだ」
風間さんの顔は悲しそうにも、寂しそうにも取れる表情が浮かんでいた。
たくさん作られても、大半は失敗して破棄されてしまう。
この世に生まれるはずだった命はあまりにも簡単に摘まれてしまう。
その事実に、胸が苦しくなった。



