「そうだよ、君は殺人鬼だ。人を殺すのが唯一の快感。それを君はまだ知らない」
切碕は俺の方に手を伸ばしてきた。
「僕と来るんだ。来れば、君にこの快感を教えてあげる」
伸ばされた手を取れば、俺は殺人鬼に堕ちる。
人を殺す為に作られた人間から生まれた俺も人を殺すのが道理?
人の命を奪うだけで、快感を得られる?
それで、俺が生まれた価値が、俺に得があるなら切碕の手を取るのも良いかもしれない。
俺は無意識に手を伸ばそうと、手を持ち上げた。
「コトリ君!君の夢は何だ!?」
その瞬間、アリスさんの声が鮮明に耳に届いた。



