何で、知ってるのに教えてくれないんだよ?
何だ、俺が知ったらいけないことなのか?
「アリスちゃんは隠し通そうとしてるみたいだけど、僕は隠すつもりはないよ」
そんな俺達の様子を見て、切碕は楽しそうに笑って首を少し傾けた。
「アリスちゃんが話さないなら僕が教えてあげる」
「切碕ッ!朱鷺、奴を黙らせろ!」
アリスさんは声をあら上げて、風間さんに切碕を止めるよう命じた。
風間さんは彼女に言われた通り、奴を黙らせるために突っ込んでいき、強烈な横殴りのパンチを食らわせた。
でも、そんな彼の手は奴には届くことなく、何かによって止められる。
「糸……っ!?」
よく見ると風間さんの腕には黙視しにくい糸が巻き付いていて、糸を切ろうと腕を引けば腕に切り傷が出来た。
「切碕様には触れさせん」
その糸の先には紅い口紅を塗った露出の多い服を着た女の人が立っていた。



