疑念を抱きながらも俺は二人に頭を下げた。 「この二人も朱鷺と同じだからちゃんと守ってくれるから」 アリスさんは散らかっている書類を避けながら窓際のデスクに向かって行きながら、俺の方を見て笑った。 風間さんと同じってことは≪作られた人間≫という訳か……。 目の前の二人も対犯罪者の為に作られた人間……。 平気で人を殺す人達──。 ……駄目だ、守ってくれる人達にこんなこと思ったらいけない。 俺は頭に浮かぶ雑念を払うように横に振った。 ──ミシリ。 ふと、壁が軋む音がした。