「小鳥遊君、大変だね」
すると、いつの間にか柳が俺の隣を歩いていた。
「まあね」
柳の言葉に苦笑いで返すと、彼女は同じように苦笑いで返してくれた。
友達付き合いが少し苦手なようだけど、落ち着いた雰囲気の彼女は破天荒気味の莉瑚にはちょうど良い。
お陰で俺といるせいで女の子から疎まれていた莉瑚が唯一親友と慕っている。
「よっしゃ、朽月!今から天河ん家に進軍すんぞ!」
「OK!酒買ってこ!」
ふと、後ろからノリノリな莉瑚と翔平の声が聞こえた。
……あいつら、俺の意見を聞かずに話を盛り上げてる。
何だかんだで息がピッタリの莉瑚と翔平。
あの二人が合わさると倍疲れる。
さて、どうやってあいつらの進軍を防ぐかな……。



