肉の裂ける耳障りな音と共に、裂けたそこから血が吹き出す。
吹き出した血が女の顔を赤く染めた。
「あー、汚れちゃった……。お母さんにバレる前に処分しないと」
女はあらかじめ用意しておいた着替えを取り出すとそれに着替え、血がついた服はライターで火を付けて跡形もなく焼いた。
ふと、背後から拍手をする音がする。
「誰……っ!?」
振り返ると、そこには紅い瞳の男が一人立っていた。
「気持ちが良いくらい躊躇いがないね。冷酷かつ残酷なやり口だ」
見られた!?
女は犯行を見られたことを忌まわしく思い、ナイフを持ったまま男に向かって突っ込む。
が、男はそれを交わすと女の後ろに回り、後ろから女の顎に手を当てた。



