「あの子を追う?」
「追わなくて良いよ。……でも、あの子のことは調べてみようかな」
飛び出そうとする朱鷺を制止して、私は夜の闇に消えていく女の子を見つめていた。
さっきのあの子の言葉。
『──邪魔者が現れた』
それは確かに私達に向けられた言葉に間違いない。
何で私達が邪魔者になる?
考えられることはただ一つ。
でも、それはまだ不確かだからあくまで仮定。
もし、それが合っているならコトリ君にその真実を話すわけにはいかない。
「最悪な方向に流れないと良いけど……」
そう願っていたけど、全て手遅れだった。
既に全て最悪な方向へと向かっている後だった。
≪アリスside end≫



