慌てて外を向く 真木が見つめる先には ―― 「…ど、どの子よ?!」 「一人で歩いてる、セミロング」 「いっぱいいるべな!!」 「あのコだよ!目の大きい!」 「そういう指定が声かける時に 一番困るんだよ!!」 捜しているうちに、どんどん生徒達は 校門の中に吸い込まれて行く 「… "Roco"の 紺セーター」 ―― !! 「…わかった!ハルト、サンキュ!」