昨日の放課後、目を覚ましたら蒼生がいて、何よりも……奏空がいた


久しぶりに見た



心は舞い上がって、落ち着いてなんていられなかった



けど、奏空は私が呼んでも、もう前みたく返事をしてくれなかった


奏空は、その場から去ってしまった




その瞬間、私たちの何かが崩れた音がした



蒼生の腕の中で、子供みたいに泣いた