その日の放課後、先生に呼ばれて職員室に行って、教室に戻ると荷物はあるのに、美愛の姿がなかった



かなり焦って、探しに出た


でもよく考えれば、ひとりで行ける範囲で美愛がよく行くところ……




図書室しかなかった。





案の定、図書室には無防備に机に顔をこちらに向けて伏せて寝ている美愛の姿があった



本を読んで寝落ちしたんだろう。本が開かれていた



秋の夕日に照らされていつもより、妖艶に、美しく可愛らしいその姿







……俺は美愛の血色がよくて柔らかそうな唇に、自分のソレを重ねた。








それを誰も見ていない……はずだった_______________