そんな時、朝早くに学校に来ると、やっぱり美愛が来てた



美愛は寂しそうに、苦しそうに、悲しそうに、空を見ていた



声をかけようとした時……



「奏空…」



弱々しい声で、アイツの名前を呼んでいた




動揺してしまい、ドアにぶつかってしまったから美愛が気づいた



「あ、おい」



美愛も動揺しているらしく、目を見開いて戸惑っていた。