「こんにちは」


「……お久しぶりです。先生」


「こちらへどうぞ」


「失礼します」



何となく、あまりいい予感はしなかった。



「今回はどうした?」



無言で脚を見せた


自分でもどういう状況かなんて分かってた



「……美愛……これ、なんでっ……?」


「今日、体育祭なんです。」


「まさか…?」


「……リレーでアンカーを。でも、その時は大丈夫だったんです。けど……」


「けど?」


「3年生の先輩らしき人が2位で、その人に押されて……」