奏空が2年の美人と有名な彼女とキスをしているところを見てしまった美愛……
俺と付き合ってくれた今でも、美愛は奏空が好きだ。
〝多分〟なんかじゃない。絶対
今でもたまに奏空を探してる時がある
多分それは無意識なんだと思う。
そして、見つける度、すれ違う度、苦しそうな顔をするのも美愛だ___
プルルル……
昼休みの一つの着信
「も、もしもし!?、」
『あ、蒼生?』
「美愛!何で…大丈夫か?」
『うん、ごめんね?連絡出来なくて』
「いや、大丈夫ならいいよ」
『蒼生…私しばらく学校に行けないや』
それは、美愛からの思いもよらない言葉だった。
「何かあったのか?……この間のか?」
『あはは、違うよ〜?まあ、そういう事だからさ、じゃあ』
「あっ!ちょっ…まっ!……プッ、ツーツー___