真紀子さんにパパは出張で2日はいない、って連絡しようかなと思ったけれど、
なんだかんだパパは絶対に後で連絡を入れる気がした。





どうしてだか
私に気をつかって。






私としては、とても自然で平凡なように思う家庭なんだけれど、
世間一般からして私達の家庭は、わりと『不思議』な部類に入るらしい。



良い、悪い

と言うより不思議な家庭。





優しい


なんて、今日は特に何度も感じてる気がするけれど。


この家庭に育って良かったよ、って私がそれとなく言ってみても、あまり信じてくれない程に。



本当なのに、なんて呟いても多分パパはもう品川だ。