そのまま2人で階段をのろのろと上がる。

地下の昇降口から、高2の教室までは3階分上がらなきゃいけない。


まるでオバさんみたいな自分達の身体年齢に、毎回私達は笑ってる。


私達まだ16じゃんね、って。





「うっわ今日あたし面談だ。
最悪だよホント。」


「え、いつ?私も昼にある。」


「んーっと放課後かな。」


「へぇ。あ、私お昼だ。
帰りどうする?」


「え、一緒帰ろうよー。
てかあたし絶対グチりたくなっちゃうもん。」