「え?」

「怜くんのこと、中学生の時からずっと好き!!」

「はっ」


怜くんの顔が赤くなっていうのがわかる。


「…嘘だろ」

「嘘、じゃない」

「マジかよ」


怜くんがへたへたとしゃがみこむ。


「怜くん?」

「俺、ずっと優希のこと好きだと思ってた」

「そんなんじゃないよ。優希しか仲のいい男の子がいないだけ」

「…そっか。俺が好きなのか」


そうつぶやいたかと思うとぐっとあたしを引き寄せる。