「ねー。祐樹さーん!
まだ好きな人いないんですかー?」





これはもう毎日の日課みたいになってる
私千春は裕樹くんに人を好きになって欲しいんです!!





裕樹くんとこんな話を始めたのは席替えで隣になってから





なーんかいっつもモテるからってふらふらしてて、先生とかに目をつけられてる裕樹くん。





本当に好きな人ができたらきっとそんな事なくなると思って、ある日思い切って声をかけてみたんです。





「裕樹くんって好きな子いないんですか?」





うん。我ながら直球だなーとは思いますよ。





裕樹くんももちろん「は?何こいつ。こんな奴の隣なの?」って感じの顔!





私も自覚していますから!いつもはこんなんじゃないんです!って必死の言い訳をして、それからちょっとづつ仲良くなって今はこんな事を毎日聞くような感じに...





「さーね?」





裕樹くんはいっつもこんな反応だけど私はめげません!裕樹くんに好きな人をつくってもらうんです!