バレンタインは何年先でも。

「私も……慶樹もほんとバカ……」


希恵が話していると、ドアの閉まる合図。

その合図のあとドアが締まり、電車が動き始めた。

まだゆっくり動いている電車に、走って付いていく。


すると、希恵は電車の窓を開けて何かを投げた。

とっさにキャッチして見ると、それは綺麗にラッピングされたチョコ。


「慶樹!私も、ずっと……ずっと慶樹の事が、大好きだバーカ!!」

それを最後に電車は行ってしまった。