バレンタインは何年先でも。

坂下は口をゴモゴモさせ、視線もキョロキョロして、次の瞬間――…


バンッッ!!!


坂下が勢いよく立ち上がり、その音にクラス中の視線が集まる。


「もー我慢出来ない!
ちょっと!神崎くん来て!」

ズカズカこっちに向かってくると、強引に教室から連れ出された。

先生がなにか叫んでいたが、驚きで何を言っているのかわからないほど。


連れてこられたのは靴箱。