「じゃーねー、茉由! チョコちょー美味しかったよ!」 「じゃあな、 花宮! チョコせんきゅー」 「うん! じゃあね、2人とも!」 私はクラスのみんなを見送った。 オレンジに染まる教室。 私の心臓の音が鳴り響く。 あの人はきっと来る。