「出ちゃおうか。」 妹が言った一言。 冗談めいていたけど、 私は小さく頷いた。 妹は驚いていたけど 二人で少しずつ 毎日お小遣いを貯めていった。 養護学校も この家の中のルールも もう、そんなの嫌だった。 だから、妹と一緒に。 抜け出してしまう。 迷惑なのは、分かってる。 けど、飛び出した。