そしてなぜか、主導権は高橋さんが握ることとなり...
「あ!次あれ乗りましょう!」
そう指差す先には、私と河西くんが一番最初に乗ったジェットコースターだ。
「あれは俺らさっき乗「いいね!行こう!」」
私たちの少し前を歩く高橋さん。
河西くんは高橋さんに聞こえないように、隣を歩く私に耳打ちしてきた。
「2回目じゃん、あれ」
「このままじゃかわいそうだもん。付き合ってあげよ?」
「...ったく」
高橋さんが乗りたいというものに付き合う私たち。
はしゃぐ彼女を見ると、妹欲しいなーなんて思ったり。
いくつかアトラクションを乗り、へとへとになった私たちはベンチで休憩をする。
「俺、なんか飲み物買ってくるよ。何ほしい?」
「あ、私は「私オレンジジュース!!」」
高橋さんが私の言葉を遮る。
「お前はいつもそれだよな。鵜崎は?」
そっか、高橋さんはいつもオレンジジュースなんだ。河西くんはそれを知っているんだね。
部活が同じなわけだし、お互いの好みとか知っていてもおかしくないはず。
それだけじゃん、たったそれだけなのに...
どうしてだろう、胸がざわざわする。
「あ!次あれ乗りましょう!」
そう指差す先には、私と河西くんが一番最初に乗ったジェットコースターだ。
「あれは俺らさっき乗「いいね!行こう!」」
私たちの少し前を歩く高橋さん。
河西くんは高橋さんに聞こえないように、隣を歩く私に耳打ちしてきた。
「2回目じゃん、あれ」
「このままじゃかわいそうだもん。付き合ってあげよ?」
「...ったく」
高橋さんが乗りたいというものに付き合う私たち。
はしゃぐ彼女を見ると、妹欲しいなーなんて思ったり。
いくつかアトラクションを乗り、へとへとになった私たちはベンチで休憩をする。
「俺、なんか飲み物買ってくるよ。何ほしい?」
「あ、私は「私オレンジジュース!!」」
高橋さんが私の言葉を遮る。
「お前はいつもそれだよな。鵜崎は?」
そっか、高橋さんはいつもオレンジジュースなんだ。河西くんはそれを知っているんだね。
部活が同じなわけだし、お互いの好みとか知っていてもおかしくないはず。
それだけじゃん、たったそれだけなのに...
どうしてだろう、胸がざわざわする。



