『今日は祝ってくれて本当に感謝してる。冗談抜きでマジで幸せだと思えた。幸せついでにこの場で宣言する。俺は生涯華乃の為に、華乃を幸せにする為に生きていく。だから頼む。もしも俺のせいで華乃が泣いたり苦しむことがあったら、有無を言わさず俺を殴ってほしい』


──龍成…。


真っ直ぐに、何の迷いもなく言い放った龍成。その言葉に、その表情に、わたしは馬鹿みたく感動してしまった。


まさか龍成からこんな言葉が聞けるなんて。

まさか龍成が大勢の友達の前でこんな宣言をするなんて。


バカップルと呆れられてもいい。

どうやったって泣けちゃうものは泣けちゃうんだもの。


「龍ちゃん抱いてー!」

「俺も抱いてくれー!」

「まかせろ!昔のやられた分もきっちり返してやっから!」

「それ完全逆恨みだろ」

「つーか、華乃ちゃん泣いてね?」


……う。バレちゃった。当たり前か。