確かに、ダニエルと巡り合わせてくれたのは紛れもなくこの後ろの席の男の子だけれど。 「…………マイク。」 「なんだよ。俺は引かねぇぞ?」 「…わかった。何時よ」 あしらうようにメモ用紙が飛ばされる。 わたしからの了承を知っていたかのようにメモの準備までできていたとは。