「…俊、どうしたの?」 「な、なんでもない!!」 慌ててそう言う俺を見て、キョトンとした顔をする愛ちゃん。 「変な俊…」 「別に変じゃないよ?」 少し焦り気味に言う俺を、疑いの目で見る愛ちゃん。 「…さっき首、ちくんってしたんだけど」 ギクッ。 さっきのことを思いだして、顔を青くする。 そんな俺を横目に鏡で首元をチェックし、目を見開く愛ちゃん。 …バレたな。