「内緒だよ〜」 「いいじゃん別に」 少し拗ねている怜を見て、クスクスと笑う。 なんか楽しいな〜。 怜とお菓子作りって久しぶりだしね。 中学生の頃はよく作ってたのになぁ。 あの頃も怜の料理の下手さには驚いたな…。 そんな風に昔のことを思い出して、懐かしいなぁと思っている私は、怜がニヤリと怪しい顔をしたのに気が付かなかった。 「すきありっ!」 「あっ!!」 怜はパッと私の隣へ素早く移動し、チョコを覗いた。 み、みられた…!!