ようやく離れた俊の唇。 私はぼーっとしたまま俊を見つめた。 「ごちそうさま やっぱりイチゴは甘いね」 その言葉に、もっと顔が赤くなる。 「もうっ、やめてよ! こんなところでキスなんて!」 周りの人、見てたもん…。 恥ずかしすぎる…。 「ごめん、我慢出来なくて…」 顔を赤くしながら謝る俊。 自分からあんなキスしてきたくせに、赤くなるんだ。 そう思うと少しおかしくて笑ってしまった。