秋side


「昨日、春が亡くなった。」



先生の放った言葉。


それは俺にとってとても衝撃的なものだった。



「自殺だ。」




自殺…。


もしかして、俺のせい?


昨日、俺があんなこと言ったから?


俺は机の中に手を突っ込む。


するとそこには、1枚の紙があった。



『秋へ。



   告白してくれてありがとう。



   私も秋が好き。だから、私は秋の幸せを願って、


   貴方の目の前から消えます。


   今までありがとう。

                      春』