ふっと視界が戻ってくると、眩しさで目が眩むかと想像していたけれど、実際は、違った。
徐々に視界が戻ってきて、最初に見えたのは、暗さだった。
暗い、部屋の中に、私は動けないように魔法をかけられ、直立していた。
本当はこんなの、すぐに魔法で上書きして、動けるんだけど、相手が相手なだけに、正体はバレたくない。
けれど、目の前に二王立しているリタ達と、その内の一人の手の中で光るハサミを見た瞬間、危機感を感じた。
(私は…何をされるの?)
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…