「あのさぁ、Sクラスにとりいって、私達をバカにしてるつもり?」
 「………」
 やっぱり原因は、ラナ達といたからだ。
 「ムカつく!ホント何にも話さないし!」
 そして、リタの手の中に忽然と現れたロープ。
 あぁ、嫌な予感しかしない…
 リタと、その取り巻き達は、ニヤリと笑った。
 そのロープは、蛇のようにうねうねと動きながら、私の元へと伸びてきた。
 そしてそのロープに巻き付かれ、
というよりは縛り上げられた。
 そして、取り巻きの使った魔法によって、視覚を一時的に奪われ、どこかへと連れていかれた