「チェル…ん?」
 遠くから声をかけようとしたとき、
 その手にあるものに俺は驚いた。
 近づくにつれ、それは見間違いなんかじゃないことが分かった。
 「あれ?チェルシーちゃん、どしたの、それ?」
 勿論見ればわかる。
 上履きと、そのなかにある大量の画ビョウだった。
 でも、俺が聞きたいのはそんなことじゃなくて。