全く、見た目を変える魔法ってことで、全部一つにカウントされればめんどくさくなくていいのに。
普段は視力いいからかける必要のない眼鏡も、ずっと着けていると鼻の付け根に違和感を感じるもので。
魔力を消費し続けて疲れたし、眼の魔法も解く。
糖分補給しよう…
すっかり素の姿に戻った私は、ポケットからチョコレートを一つ取り出し、口に放った。
「甘い…」
甘いお菓子は、楽しかった頃を思い出させてくれる。
その頃を思い出したからか、その時期に歌った事のある曲を思い出した。
~♪
ひとつ 甘さを 知ってくと
どんどん 知りたく なっていく
離れて 別れて しまっても
その 甘さだけは 忘れ られなくて
きっと 見つけて 見せるから
見失ったり しないでね
♪~
『チェルシー。歌には気持ちを込めてね?何を思って歌うのか。君の歌には、魔法がかかっているから。』
あのとき、ううん。
唄を教えてもらうたび、彼は私にそう言い聞かせた。
何を思っている?どんな気持ちで歌う?
私は…
もう一度…会いたい
会いたいよ―――――
普段は視力いいからかける必要のない眼鏡も、ずっと着けていると鼻の付け根に違和感を感じるもので。
魔力を消費し続けて疲れたし、眼の魔法も解く。
糖分補給しよう…
すっかり素の姿に戻った私は、ポケットからチョコレートを一つ取り出し、口に放った。
「甘い…」
甘いお菓子は、楽しかった頃を思い出させてくれる。
その頃を思い出したからか、その時期に歌った事のある曲を思い出した。
~♪
ひとつ 甘さを 知ってくと
どんどん 知りたく なっていく
離れて 別れて しまっても
その 甘さだけは 忘れ られなくて
きっと 見つけて 見せるから
見失ったり しないでね
♪~
『チェルシー。歌には気持ちを込めてね?何を思って歌うのか。君の歌には、魔法がかかっているから。』
あのとき、ううん。
唄を教えてもらうたび、彼は私にそう言い聞かせた。
何を思っている?どんな気持ちで歌う?
私は…
もう一度…会いたい
会いたいよ―――――
