「レーオー!一緒に行こーよ☆
 次訓練場だよね」
 走ってレオのそばまで行ったけど、レオは呆れたように俺を見た。
 「…なに?いっつも俺の事呆れてるけど、レオが真面目すぎなんだよ!」
 「…別に何も言ってないだろ。まだ時間あるし、ゆっくり行こう」
 「おーけー。あ、ちゃんと毛糸持ってきてる?」
 「あぁ。今日って確か、毛糸をマフラーかセーターに変えるんだよな?」
 「違う違う。羊に戻すんだよ」
 「…?それだと、ちゃんとした羊の毛糸じゃないやつは出来ないだろ」
 「だーかーらー、先生この前、そう注意してたじゃ~ん(呆)」
 「…??覚えてない…あ」
 「どーしたの?ん、誰見てるの?」
 ふとレオが、Eクラスの奴等をみて立ち止まった。
 Eクラスも移動らしく、俺たちの方へ歩いてくる。