「…ん~なんか、変な子だね」
 「だよな。あと、そのことしってんのは、校長と俺だけって言ってたな。
 あー、そういえば、俺、お前変なヤツだなってそいつに言ったな」
 「えっ?!言ったの?なんて答えたの?えっと、チェルシーって子は」
 「いや、何にも。ただ、首を傾げてたな。無表情で」
 なにそれ。なにその子。
 めっちゃ面白いじゃん?
 「あ、名前聞いた後で、そいつ、俺にはもう会わないから、名前聞いても意味無いっつったんだよ」
 「ぶふっ、なにその子。ホントに女の子なの?」
 「あぁ。だから俺、会わねぇの?って、聞いたら、目立ちたく無いって言ったよね?って言われたんだよ。確かに、最初の方で言ってたなって
思って」
 …なんか、レオの興味を引いたのも頷けるよ。
 最高に変な子じゃん。