「…ルイ、ニヤニヤして気持ち悪い」
 「えっ、あー、酷いなぁ(笑)」
 「…それと、どこまで行くつもりだ」
 あ。
 もうレオの家の前だ。
 そんな長い間ぼーっとしてたのか。
 そりゃ気持ち悪いって言われるよ(笑)
 「よし、じゃ、入ろ入ろ~☆」
 「…俺の家だぞ…」
 後ろで、ボソッとレオが呟いた気もするけど、関係ないよね✨
 うん、それにしても、レオの家、
っていうか、マンションだけど、いつみても立派だなぁ。
 こんなデカイ所に、一人ですんでるんだよ~?
 流石、あの国王の側近を努めるウェスリー家の一人息子だよね。
 もう何回も来てるから、レオの部屋までの道は覚えてるよ~☆
 「うーん、レオさー、こんなバカ
でかくて、使い道ある?この家」
 「…無い」
 「あはは☆だよね、必要ない部屋いっぱいあるでしょ。レオは友達少ないし、女の子も寄せ付けないもん(笑)」
 「………うるさい」
 もー、正直、レオの女嫌いには呆れてたよ~?
 まぁ、あの見え透いた媚びの売り方は俺も呆れるときあるけどさ。
 でも、たまには例外もいるじゃん?
 手当たり次第跳ね返すのは、よくないと思うんだよね。
 だから、そんなレオの興味を引いた、チェルシーって子、気になるの、分かるよね?