「っ!?」
 リタ達は、思いもよらない反抗に、つい飛び退き、怒りを隠すこともしないで言う。
 「この、クズが!生意気なのよ!」
 そうして、私の頭上からは…
 魔法で産み出された、大量の水が降ってきた。
 「今度何かしたら、覚えておきなさいよ!」
 そう捨て台詞を残して去っていくリタ達。
 あなたたちって、本当に王道をいってるのね。
 私は、びしょびしょの服と髪をつまむ。
 あらら。これじゃあ教室に戻れないよね。
 仕方ない。あそこで乾かすか…