見つけて。

「エヴァ様。おはようございます」
「んん…え!」
私は飛び起きました。
枕元には、穏やかに微笑むセシリオがたっていたからです。
そういえば、そうでした…
セシリオが執事になったのでした…
「エヴァ様、今日は入学式があるのですよね?少し早めに起こさせて頂きました」
「あ、ありがとうございます」
「先にお着替えをお済ませください。広間にて朝食をご用意してお待ちしております」
「分かりました」
セシリオが出ていくと、私ははぁ、とため息をつきました。
「なんだか、変な気分です…」
そうこうしている間にも家を出る時間は近づいてくるので、私は急いで、真新しい制服に着替えた。



「それではエヴァ様、行ってらっしゃいませ」
私は、玄関先で、見送られた。
といっても、魔法で学校の校門までは一瞬で行けるのですけど。