な、なんだか、微笑むとすごく優しそうな印象になるのですね…
 「執事に、さん付けなどしなくていいのですよ。
 …ですが、ありがとうございます。セシリオとでもお呼びください」
 これが、セシリオとわたしの、始まりだった。