見つけて。

熱で朦朧としながらも、世話をやいてくれる彼に迷惑かけたくなくて、わざときつい事を言った。
 すると彼は、困ったように笑って。
 『君は、優しさを表すのが下手だね。素直に、心配だからと言えば良いのに』
 そんな彼に本音を悟られたことが恥ずかしくて。
 確か、心を読むなんて、気持ち悪い…的な事を彼に向かって言った。
 それは、照れ隠しだったけど、彼は少し困ったように答えた。
 『君は、毒舌だよね。たまには、やさしめな言葉も使ってほしいなぁ。
 まぁ、そこも含めてルーだけど』
 そう言う彼は、少し寂しそうだったけど、熱による眠気に勝てなくて、私は彼に声をかけること無く眠りに落ちていったんだ。