「エヴァちゃんは最近は中庭で食べてるみたいだよ?
 なんでも、執事さんが今月中は学校にお昼を持ってきてくれるみたい。
 それで、中庭で昼食。私、執事さん見てみたいなぁ」
 へぇー…
 執事いるとか、お金持ちなのかな?
 「あ、ねー、俺見たよ、その場面」
 「ホント?どんな人だった?エヴァちゃんの執事さん」
 「ケッコー若い男の人だったよ~
青っぽい銀髪でー、シトリンみたいな瞳だったかなぁ?」
 「うわぁ、見てみたいなぁ」
 「エヴァってあまり家のこと話さないものね」
 「事情があるんだろ、事情が」
 …この人たちは、なんだか不思議。
 皆性格も性別も違うのに、とても仲が良いんだもん。