「私、今日は楽しかった。」 「俺もかな。」 私は嘘だなっておもった。 おもったけど、口にはしなかった。 「私ね…」 そう言ってその先を言わなかった。 だって、涼くん寝てるんだもん。 「すー。すー。」 二人しか居ない病室に涼くんの寝息が響く。 それを聞きながら私は小さく、小さく言った。 「おやすみ。」