次の日の朝。
一人で学校へ向かう。


相川くんに会わなければいいんだけど。
考えるのは、そんなこと。
あたしって、凄く性格悪い!

でもね!!
デートしたあたしも悪いんだけど、キスしてきた相川くんはあたしよりも性格悪いと思うんだ。


…そう言われると。
あたしが七瀬くんの事好きって知っててデートに誘ったわけであり、キスしたわけだ。


そう言えば、相川くんは何かしらと七瀬くんを敵対視してたような…。


そんなことを思いながら歩いていると、視線の先に相川くん。


咄嗟に隠れてしまう。

別に悪いことしてるわけじゃないけど!
見つけると会いたくなくなってしまう。


反射的に、コイツだめだって言ってるようなもん。


あたしは、相川くんに気づかれないように階段を上がって自分のクラスへ行く。