「ちょっとー!どうしたの、その顔!」



次の朝、学校へ行くと丁度いいタイミングで下駄箱の前で美結ちゃんにバッタリ遭遇。

あたしの顔を見て駆け寄ってきてくれた。


そんなに酷いかな…あたしの顔。



「おはよう、美結ちゃん」



「おはようどころじゃないよ!泣きすぎ!」



昨日あったことは、昨日の夜家に帰ってから真っ先に美結ちゃんに伝えた。

美結ちゃんへLINEを送ってる時にもポロポロ涙が出てきて。


あたし、そんなに酷い顔してるんだ。

まぁ、朝鏡見てやばかったけど!



「大丈夫なの!?」



「大丈夫だよー」



ハハッと笑って見せれば、美結ちゃんは可愛い顔に眉間にシワを寄せて顔をしかめる。


どうしたの、美結ちゃん?


すると美結ちゃんはいきなりあたしの腕を引っ張って走り出した。



……えっ!?