「白咲さ〜ん、最近調子のりすぎなんじゃない?」



七瀬くんの忠告を聞かないで、調子のって七瀬くんの隣を歩いたから。


だから今あたしは、こんな状況になっている。


昼休みに3人の女の子たちに呼び出されて連れてこられた先は、4階にある空き教室。

3対1というとても不利な状況で。
思ってたとおり、持ち出される話は七瀬くん。



「あたしはっ、通常運転ですよっ?」



緊張と恐怖で背中からダラダラ汗が流れる、最悪!!!



「はぁ?声裏返ってて何言ってんのか分かんないんですけど?」



声裏返るのはしょうがないじゃん!
怖いんだから!!


ジリジリといつの間にか壁までおいやられる。



すると、ダンッと勢いよくあたしのすぐ横に突き出された足。


ひぃぃぃぃ!!!


あたし今、人生初の足ドンとやらをされてるんだ!!