入学式が終わると三年生がたくさん来た
   

だれを見にきてんだろ…


“あの子じゃない?”

“確かに可愛い”

“隆弘の妹ってだけあるわぁ”

“俺タイプなんだけど”

“ばっ!やめとけって!殺されるぞ”


ゴニョゴニョゴニョゴニョうるさいなぁ


「入学初日から大変だねぇ~」



「大変だろうね~」


「ちょ!あの人たちがいってるの乃愛の事だよ!さっきっから乃愛目当てできてるんだよ?あの人たち」


え、そんな、なんで、、なんでやねん


「なんで関西弁なん(笑」


あーもーテレパシーってめんどくさ


「テレパシー使わないでよ」


「使ってないわぼけ!あほなんか(爆笑」



“早速彼氏?!”

“お手が早いこと(笑”

「乃愛~!!お前弁当ご飯だけだろ!」


お兄ちゃん!!!


「ほんと?!それは致命的だ!交換しなくちゃ!!」


「あはははは、はいこれ、乃愛友達できたか?」


お弁当を交換しながらおせっかいしてくれる


「これからこれから!」


「そっか!じゃ!またあとでな!」


ばいばーい!大きく手をふりながら見送る


お兄ちゃんが見えなくなった瞬間…



『きゃー!!あれ乃愛ちゃんのお兄さん!?』

『やばいんですけど!!』

『今度遊び行っていい?!』


…はぁ


私が友達だと思ってたこってみんなお兄ちゃん目あて


唯一ちぃちゃんがお兄ちゃんなしてなかいいともだち!



「…またか、ほんといつになってもかわんねーもんだなぁ」


みっちゃんと秀ちゃんは幼馴染みだから一番わかってくれる


「大丈夫っ!慣れっこ慣れっこ」


「乃愛?それ慣れっこなっちゃだめだよ」


ちぃちゃんのこんな怖い顔久しぶりに見た…


「でも、お兄ちゃん人気者なのは変えられないし!」


納得いかない顔しながら


「まぁ、そうなんだけど、うん。まあ、なんかあったらすぐ言うこと!」


約束ね?ってめっちゃ念押してくる(汗


「ありがとうちぃちゃん!大好きだよ!!」


ちょっと照れてるちぃちゃん

ほんとにいい友達、いや、親友だ!


『ねぇ、』


突然肩を叩かれた


「は、はい!」


「隆弘の彼女の宇野ですっ!」


あ、お兄ちゃん彼女いたのか!


「あ、どうも!家の兄がお世話になっております!」


綺麗な人だなぁ~


「なぁ~!千晃~!LINE教えてや~!!」


あーぁ、真ちゃんKYだぁ~


「あ、ごめんなさい!!これからもよろしくしてください!!」


「うん、またね」


ふふっと笑い帰ってた!



「真ちゃんなにもーー!!タイミング考えてよー!」


「だって俺おもったときに言わんと忘れちゃうんやもん」


てへぺろってしたって許しませーんだ!

いーっだ!


「それよりLINE!!」

大切なこと?を忘れてたわ笑笑

「あ、笑笑忘れとった♪」


QRを出す


「なぁ、けーばんにしてくれへん?」


「あぁ!おけおけ!私は~080-0000-0000だよ!」


「ありがとうな!」


するとさっそく…


“アップルアップルルルルルル”


「ぶっは!なにこのスタンプ!可愛い!!」


仕返しに私わっと、、


「ぶあっはっはっはっ!!やべぇ(爆笑」


宇宙人の変顔送ったった!



「乃愛宇宙人好きなんか?笑笑」


「信じるか信じないかなら信じる人間!」


「おおお!!やっぱそーやんな!宇宙人おるよな!!」


「うんうん!!UFOみたことあるし!!」


「俺も~!!!」



みなさんわかるかと思いますがこのあと宇宙人話に花が咲きずっと語ってました…