【短編】先輩を独り占めしたくて。



対応がわからなくて、無言でしゃがみ込んだあたしは、パシャパシャと花を撮っていく。

校長先生、頑張ったなあ。


「ねえ。あたしが雪姫ちゃんの撮る写真を拝みに来たと思ってんの?」

「……またですか」


わかってる、写真に興味があるわけじゃないっていうのは。


夜明先輩と過ごしに来たか、それが出来なかったらあたしに言いつけに来るんだ。

それはもう、先輩があたしに押し付けるたびに言われる。


「あたしの悠を取れると思ったら、大間違いよ」

「先輩は“物”じゃないです」


いつもこう。