眞鍋先輩が泣きわめいて、精一杯叫んで、自分の想いを伝えても、先輩の瞳は決して揺らがなかった。
「形だけじゃ、嫌なんだ。俺が写真部に入らないかって聞いたら、お前は『写真なんてつまらない』って笑ったろ。
でも、雪姫ちゃんだけは違った。
渋々だけど入部してくれて、自分のカメラまで用意して、熱意的に活動してくれて。それが、嬉しかった」
入りたいと思ったから入ったわけじゃなくて、勧誘に断れなかっただけだ。
眞鍋先輩のように、物事をはっきり言える度胸や、そうしても嫌われない自信があったなら、あたしも部活には入っていなかっただろう。
結局、偉そうなことを言ったって、先輩とは変わらない。

