着替えた舜太の髪を整えてあげた。



仕事舜太だ…。



「舜太は幸せ?」

「どんな意味?」

「だから、愛芽といて幸せなのかなって…。愛芽と赤ちゃんに縛られてやりたくない仕事もやってて…更に忙しくなって寝るヒマもなくてさ…。」

「幸せ。やっと守りたい物の1位が出来た感じっつーの?兄貴とコタと会社よりも大事な二つ。だから今はすっげぇ頑張りてぇんだ。」



舜太も喜んでくれてるんだ…。



こんなに若いのに…。



「愛芽だけが苦しいとかイヤだからな。俺も同じくらい苦しんで辛い思いしてさ、それでお互いを支え合えればすげぇイイ家族になれんじゃねぇかって…。」

「舜太らしくない…。」

「だな!!何かくせぇ事言ったけど取り合えず行くわ!!何かあったら電話な!!」



こんなに頑張ってる舜太を見た事がなかった。



愛芽と子供のため?



嬉しすぎて死んじゃう…。